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食洗機は据え置き一択!ビルトイン設置をおすすめしない3つの理由

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近年家事の時短を目的に人気急上昇中の食洗機(食器洗い乾燥機)。キッチンをリフォームする際は一緒に食洗機も!と考えている方多いのではないでしょうか?その際に多くの方が悩まれるのがビルトインタイプにするか据え置きにするかという問題。

ちなみに当サイト管理人である私も毎日食洗機を愛用しています。というより我が家は食洗機が世の中ではまだ珍しかった時代から使っており、かれこれ32年!この間、三洋電機、東芝、パナソニックなど様々なメーカーのもを5台にも渡り使用してきました。

当然、食洗機に関しては人よりも詳しい自身がありますし、選ぶポイントや故障を防ぐための使い方などに関しても熟知しているつもりです。

そんな数多くの食洗機を使ってきた管理人ですが買い替えの際は必ずビルトインではなく置き型の食洗機を選ぶようにしています。もちろん、ビルトインにしないのにはそれなりの理由があってのことです。

ビルトインと据え置き型のメリットとデメリット

ビルトインにするのであればリフォームでキッチンを新しくする前に決める必要があります。まずはビルトイン食洗機と据え置き食洗機それぞれにどのような特徴があるのでしょうか?メリットとデメリットをまとめてみました。

ビルトイン食洗機のメリットとデメリット

ビルトイン食洗機のメリット

  • キッチン本体に組み込まれることによりキッチン全体に一体感が生まれる
  • キッチンの周辺に専用の食洗機置き場を設ける必要がない

ビルトイン食洗機のデメリット

  • キッチン自体の収納が減る
  • 屈んだり腰を曲げる必要がある
  • 故障などの修理の際は毎回工事が必要となる
  • 数年経ってから交換するとパネルの色がない場合がある
  • 使わない場合は臭いなどの観点から収納としては使えない
  • 使わくなってしまうとキャビネットを交換しない限りデッドスペースとなる
  • 据え置きよりも使い勝手は悪い
  • 水滴や汚れが床にこぼれやすい

据え置き型食洗機のメリットとデメリット

据え置き型食洗機のメリット

  • 交換などの際は工事の必要もなく自分でできる
  • 上手に配置できれば食器を入れるのが凄くラク

据え置き型食洗機のデメリット

  • 専用の置き場を設ける必要がある
  • キッチンとの一体感はない

【我が家の食洗機】据え置きの神配置!

こちらは我が家の据え置き型の食洗機です。実は我が家のキッチンには配置にちょっとしたこだわりがあってキッチンの横に食洗機を置くための専用の台を設置しています。そして、この台はシンクの真横にあり、シンクと食洗機の間には三角コーナーが置いてあります。食洗機の扉を開けるとシンクとの架け橋となるようになっています。

この配置だと食器の汚れや食べかすを布切れでサッと三角コーナーに落とし、拭き終わった食器を食洗機に並べる。食器を拭き終わった布切れは目の前の三角コーナーに捨てることができます。

おわかりいただけたと思いますが、この配置は一歩も動かずにこれら全ての動作を完結させることができる神配置なんです。このどれか一つが崩れるだけでも結構なストレスになると思います。例えば食洗機をビルトインにしてしまうとビルトインはほとんどのメーカーでシンクの真下には設置ではきませんのでシンクで汚れや食べ残りを落としたら1歩2歩歩いて食洗機に入れる必要があります。お皿は1〜2枚ならいいかも知れませんが10枚とかになると正直かなりだるいですよね。

また、ビルトイン食洗機に食器を入れる際は腰を屈めたり膝を曲げたりする必要がありますが食洗機とキッチンの高さを同じ高さにすることによって屈んだりする必要がなく足腰の負担に負担が掛かりません。

修理や交換費用は高額!食洗機は買い替えが前提

管理人が食洗機を選ぶ際にビルトインではなく置き型をおすすめしている最大の理由が故障です。管理人は今までに5回も食洗機を買い替えていますが買い替えのきっかけは全て故障が原因です。

食洗機は「機」という言葉が付くだけあって機械です。機械の最大の敵は汚れや細かいゴミ。食洗機で洗う食器にはみなさんの食べ残しや油がべったり。これを機械に入れる訳ですからコンロや電子レンジとは訳が違います。

35年で5回の買い替えということは平均6.4年で寿命が来ることになります。もちろん、「食洗機の正しい使い方と長持ちさせるコツ」で説明したように、壊れないような使い方を心掛けていますし、使用後はしっかりと掃除しています。ちなみに住宅産業協議会の調査によるとキッチンのリフォームを行った方の最も多くの理由が「古くなったから」というものでキッチン自体は15年はもちろん30年近く使い続けている方も多くいらっしゃいます。

そんな中で食洗機はおよそ6年ちょっとで寿命がやってくる訳ですから2回3回と故障することがあるものなのです。

そして、管理人が絶対にビルトインの食洗機を選ばない理由はここにあります。ビルトインの食洗機は食洗機の寿命が来て、買い替えが必要になった時にキッチン本体に組み込まれている特性上から必ず専門スタッフによる工事が必要になります。

しかもこの工事費用が高いのなんの。安いところでも3万円ほどの費用が必要となります。3万円ということは2回買い換えたら工賃だけでパナソニックのそれなりのグレードの食洗機本体が買えてしまう値段です。

同じキッチンを15年に使えば2回交換の6万円、同じキッチンを30年使えば4回交換で12万円が工賃だけで必要となります。

これって非常に勿体無いと思いませんか?

キッチンの収納は後々足りなくなる

先ほどの住宅産業協議会の調査でキッチンを買い換える一番の理由は「古くなったから」というものでしたが2番目はなんだと思いますか?

正解は「収納の不足」です。

毎日料理をする方なら大概ご理解いただけると思いますがキッチンの収納力というのは想像以上に重要なステータスとなります。

それを象徴するのが最近のキッチンで流行っている引き出し式(スライド式)の収納です。従来の開き扉ですと手前のものが邪魔をして奥のものが見えにくくなってしまいますがスライド式にすることによって物をたくさん入れても奥のものが取り出しやすくなります。

そして、スライド式が人気を集めているということは、キッチンの収納にはそれだけ物を入れるということです。言われてみれば我が家でも醤油やみりん、料理酒などの調味料はもちろんのこと食器や調理器具などかなりのものを収納しています。

ただでさえ不足しがちなキッチンの収納場所の一つを置き型のものがあるにも関わらずビルトインにする理由がわかりません。

もし、あなたが必要最低限のものだけで生活するミニマリストであればビルトインでもこと足りるかもしれませんが、違うのであれば絶対に置き型を選択するべきです。

もし、わからないのであれば、ひとまず置き型を選択してみて6.4年ほど経過して食洗機を買い換える際に収納が余っていれば今度こそビルトインにすればいいと思います。

水や汚れが床にこぼれる

最近の食洗機には乾燥機能が付いていて、洗い終わった食器を乾燥してくれます。当然、我が家の食洗機にも乾燥機能が付いているのですが、食器の形によっては水が残ってしまうことがあります。実際に使ってみるとわかりますが下記の茶碗や湯呑みのように手で持つ食器の多くには器の下部に高台(こうだい)と呼ばれる台が付いています。食器を食洗機に入れる際は裏返して入れるのですが一部の食器はこの高台に水が溜まってしまい乾燥後も残っています。

このような場合でも食洗機が据え置き型であれば開いた扉の上かシンクに落ちることになりますがビルトインだと床にこぼしてしまうリスクは高まります。

そのほかにもシンクで汚れを落として、そのまま食洗機にしまえる据え置きタイプよりもビルトインの方が一度床を経由する必要があるためどうしても床に水や汚れが落ちてしまいます。

修理や交換でパネルの色が変わることも!?

数年後に故障した際、もしくは修理したさらに数年後に故障した際などは食洗機の表面のパネル色がキッチンと同じ色がないという場合もあります。嘘みたいな話ですが実際にリクシルのショールームで確認しました。気になるメーカーがある場合は事前に確認しておいた方が良いですが恐らく同じような回答かと思います。

そして、その場合は食洗機の部分のパネルのみ別の色にするか、キッチン本体と近い色を選んで設置することになります。しかし、たとえ近い色を選んだとしても所詮は違う色。変に近い色を選ぶとその部分のみ変色してしまったように見えてしまい、逆に不自然ですので諦めて全く違う色を選ぶのがベターでしょう。

ただ、せっかくキッチン全体の一体感などを理由にビルトインを選んだのにビルトイン食洗機の部分だけパネルの色が違うなんてことになったら本末転倒ですよね。

ビルトイン食洗機は使わなくなったら超厄介

修理費が高いから…。面倒臭くて…。などなど理由は様々ありますが多くの場合は故障をきっかけに食洗機を使わなくなります。

また、「なんとなく」とか「カッコいいから」という理由でビルトイン食洗機を選んだものの後々使わなくなってしまった…。という方も実は多いそうです。しかし、実はビルトイン食洗機は使わなくなるとかなり厄介なんです。

据え置き型の食洗機の場合、使わなくなってしまったら捨てるなり、売るなりすることができますが、ビルトイン食洗機の場合はキッチン自体に組み込まれているため完全なデッドスペースとなってしまいます。

デッドスペースにしておくのは勿体無いから収納として活用しよう!そう思うかもしれませんが残念ながらそれも出来ません。食洗機にはシンクなどと同じように食器を洗い終わった後の水を排水する排水管があるのですがニオイが逆流しないように排水管内に一定の水を残すことによってニオイに栓をしています。しかし、食洗機を稼働させずニオイの逆流を防いでいた水が乾いてしまうとどうなるでしょう?まるで「ここは公園のトイレか!?」というようなニオイが食洗機内から漂います。よく長期旅行などでしばらく家を空けた時に久しぶりに家に帰って来た時にシンクから何とも言えないニオイがした経験のある方もいるのではないでしょうか?まさにあの現象が食洗機にて起こるのです。

以上の理由から使わなくなった食洗機を収納代わりに使うのは衛生的におすすめではありません。もし収納にしたいのであれば思い切ってキャビネットごと交換したほうがいいです。

【まとめ】見た目重視以外の人はビルトインではなく据え置きの食洗機がおすすめ

ここまで様々な視点からビルトイン食洗機と据え置き食洗機を比較してきましたがはっきり言って見た目のすっきり感や一体感以外においてビルトインが据え置きに勝る点はありません。

重要視する点は人それぞれですが管理人は毎日の家事が少しでも負担なく効率よくできるキッチン作りに重点を置いていますので食洗機の配置は圧倒的に据え置きを支持します。

ただ、キッチン全体をスッキリさせたい方や使い勝手よりも見た目に強くこだわる方はビルトインを選んでも良いかと思います。

間違ってもただ単にキッチンに一体型になっているか上に置いてあるかだけの違いだと思っていると後々後悔することになります。

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