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実際に和式トイレを洋式(ウォシュレット付き)にリフォームした感想

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最近はめっきり目にする機会が減りましたが忘れた頃に出会いますよね。和式トイレ。

昔に比べて数が減ったため今の若い方の中には使い方がわからなかったり、しゃがむことが出来ずに和式のトイレが使えない。なんて方が多いそうです。(実際に管理人の友人がそうです。w)

今回はそんな懐かしい「和式トイレ」を今風の洋式トイレにリフォームする方の取材をさせていただけることになりました。

和式のトイレを洋式にする費用はいくらくらい必要なの?ウォシュレットは付けた方がいいの?付けるといくらになる?介護保険は使えるの?という疑問をお持ちの方には参考になるかと思います。

和式トイレを洋式にする費用

参考までに今回の和式トイレを洋式にリフォームするために掛かった費用は21万円ちょっとです。ただ、今回は介護のためにトイレだけではなくユニットバスも同時進行でリフォームしている上、クッションフロアなども車椅子対応の耐久性のあるシートにするなど、ただ単に和式トイレを洋式にするリフォームとは状況が異なります。

また、リフォームというのは築年数や劣化具合などお家の状況や新しく導入する設備のグレードによって施工費用が大きく異なってきます。特に最近のトイレは一体型や超高機能なもの、または空間全体をおしゃれにするようなプランなど多様化が進んでいますので本当にそれぞれです。

和式トイレを洋式トイレにする費用は新しいトイレの値段に比例すると言っていいくらいですが、今回はどのような内容だったのでしょうか?早速内容をご説明したいと思います。

便器はTOTOのピュアレストQR

今回のリフォームで新しく設置する便器はTOTOのピュアレストQRという洋式便器です。CS230Bという型の便器とSH233BAという型のタンクを組み合わせたモデルで仕様は以下の通り。

大洗浄水量 4.8L(対応便座のみeco小3.4L※)
小洗浄水量 3.6L(対応便座のみeco小3.4L※)
実容量 5.4L
便器CS230B価格 51000円
タンクSH233BA価格 55600円
タンク+便器の合計価格 106600円

※価格は全てメーカー希望小売価格。価格は全て税別価格。eco対応便座はアプリコットとSシリーズの一部

洗浄水量は小で3.6L、大で4.8Lと最近の便座というだけあって和式便器(16L)とは比べ物にならないほど少ないですね。

ウォシュレットはTOTOの「ウォシュレットSB」

先ほど紹介したピュアレストQRに取り付けた便座はウォシュレットタイプでTOTOの「ウォシュレットSB」という温式洗浄便座です。

便座に座ると便器の内側全体に水が噴射され、汚れをつきにくくしてくれる「プレミスト」や自動でノズルを洗浄してくれる「ノズルきれい」など、清潔な状態を保つための様々な工夫が施されているのが特徴のウォシュレットです。

グレード 価格
apricot(アプリコット) 109000〜179000円
ウォシュレットS 87000〜122000円
ウォシュレットSB 77000円

現在TOTOのウォシュレットには「アプリコット」「ウォシュレットS」「ウォシュレットSB」の3つのモデルがありますがSBはその中でも一番下のモデルです。一番下といってもTOTOのトイレの中には暖かいだけでウォシュレット機能が付いていない「ウォームレット」やなんの機能も搭載されていない「普通便座」もあるわけですからウォシュレット機能が付いているだけでトイレ全体で言えば上位グレードではあります。

「ウォシュレットS」と「ウォシュレットSB」は機能的には同じですがSはリモコンが壁に付き、SBのリモコンは本体脇に付いていて便器と一体型になっています。機能的には同じなのにたったそれだけの違いで1万〜4.5万円も違うのですから驚きです。

和式を洋式にする費用は水道料金で賄え!

下記のスワレットのページで詳しく説明していますが和式トイレを洋式にする最大のメリットは洗浄時の水量にあります。和式は汚物を真横に流すという特性上、洋式トイレよりも多くの水が必要となります。

一回あたりでは大した金額ではありませんがトイレという場所は1日何度も使う場所ですので年間単位では大きな価格差になります。

下記にあるのは和式トイレを使った場合と現在TOTOで販売されているトイレを使った場合で年間の水道料金がどの程度変わるのか計算し、比較表にまとめたものです。

試算条件

  • 年間使用日数:365日
  • 家族4人:男性2人、女性2人
  • 1日の使用頻度:1人あたり大便1回、小3回
  • 水道代:265円/㎥(消費税8%で計算)

試算条件はTOTOのレストルーム(トイレ)のカタログと同様の試算条件を使っています。

トイレのタイプ 使用水量/年 水道使用料金/年

和式トイレ

16ℓ〜19ℓ

約93440ℓ〜110960ℓ 24738円〜29376円

一般的な旧型トイレ

13ℓ(大小共通)

75920ℓ 20100円

旧型節水トイレ

6ℓ

35040ℓ 9276円

TOTO最新ネオレストNX・AH・RH・DH

3.8ℓ

19345ℓ 5100円

TOTOその他の現行品

4.8ℓ

22338ℓ 5900円

洋式トイレの場合は便器の内側に傾斜が付いていることから重力も使って汚れを流しますが、和式トイレは真横方向に水を流す特性があるためどうしても使う水量が多くなってしまいます。

詳しい算出方法などはスワレットのページで解説していますが和式トイレと現行の洋式のトイレでは5年間で9万円、10年間で19万円、20年間で38万円もの差があります。

これだけの差があるのであれば和式トイレを洋式トイレに交換するメリットは十分にあるのではないかと思います。

ホームプロの事例では費用も確認できる

和式トイレを洋式にリフォームする費用は一括見積もりサイト最大手のホームプロの事例を参考にするのがおすすめです。

ホームプロには8万件以上もの事例がありますが、和式トイレを洋式にするリフォーム事例は500件以上も(検索欄で「和式」と入力)見つかる上、それぞれのリフォームにかかった費用も掲載されています。

管理人も自宅をリフォームする前には必ずホームプロで工期と費用を確認しています。

リフォーム会社、比べて、選べる。|ホームプロ

ホームプロを使って効率よく事例を探す全手順まとめ

和式トイレを洋式にリフォームする工事を徹底レビュー!

さて、ここからは実際の工事の様子を紹介したいと思います。いつも通りビフォーの様子から。

これぞ!ってくらい王道な昔ながらの和式トイレですね。タイルの床がいかにもって感じです。

タンクも当然お馴染みの右奥の位置です。トイレットペーパーホルダーも小学校の頃によく見たアルミ製のシンプルなタイプです。

和式便座でお馴染みの一段登るタイプですね。

実は今回のリフォームは介護保険の補助金を使ったリフォームなのですが、その内容はこの入り口の段差を解消することがあげられます。

「たったこれだけの段差でっ!?」って思われる方もいるかと思いますが歳をとるとかなり小さな段差でもつまずくようになりますし、車椅子にもなれば小さな段差越えることがまるで壁を越えることのように感じるのです。

まずは既存の和式便座の中に溜まっていた水を灯油などを組み上げるポンプを使って抜き取ったあと、ハンマーなどで便器を叩き割って解体します。

解体した便器の淵はまるで鋭利な刃物のように鋭いためDIYでやられる方がいたら指を怪我しないよう十分に気をつけて下さいね。

続いてタンクを外し、壁や床のタイルを解体します。

ハンマードリルなどの専門工具を使っていますのであっという間に作業が進んでいきます。振動と音が凄い!w

細かい部分は金槌などで叩き割りながら解体を進めていきます。

スッキリしましたねー。和式用の配管になっていますので水道屋さんが入って洋式向けの配管に変えていきます。

手前にあった配管の向きを途中で変えて奥になりました。

左奥には便器に接続される配管が見えます。ポリブデン菅ですので腐食に強くて衛生的です。

さて、日が変わって翌日は新しく床板を貼っていきます。大工さんが寸法に合わせて板を切断。

はい出来上がり。和式便器の時にあった段差がなくなり、フラットになりました。

便器に取り付ける配管とタンク用の配管の部分は綺麗に切り抜かれています。

さすが職人技!寸分の狂いもありません。

そして、この段階ですでに段差が完全に無くなっています。

床板の上にクッションフロアを施工していきます。実はこのクッションフロアはリリカラの82288という製品で車椅子対応なんだそうです。

せっかくなので切れ端を触らせてもらいました。一般的なクッションフロアよりも分厚い上に硬いです。

今回担当されていた職人さんはこれを立ち上げるのに非常に苦労されていた様子でした。

まだ奥や入り口の淵などは施工途中ですが随分と雰囲気はモダンなイメージになりました。

クッションフロアを貼り終われば、これで新しい便器を受け入れる準備は整いました。あとは便器を取り付ければ…。

【完成】和式トイレが洋式に変身!

なんだか神々しいです。壁はほとんどの部分が既存のトイレのままなのですが、既存の壁が育んだ味が大人な雰囲気を醸し出しています。

バリアフリーなので段差も綺麗に解消されています。

手前側は既存の床材のままですが特に違和感を感じることもありませんね。

和式トイレの時にはありませんでしたが新しいトイレにはウォシュレット機能付き温式便座が付きますので電気屋さんによってコンセントが作られています。

ちなみに電気工事には「電気工事士」の資格が必要です。電気工事は非常に危険ですし、資格がない人が工事を行うと3年以下の懲役又は3万円以下の罰金がかせられます。

まだコンセントを挿していないため便座は暖かくありませんが温式便座でウォシュレット付きの立派なトイレです。

今回は浴室のリフォームも同時にされることもあってコスト削減のために残せるものは残す方式です。先ほど説明した通り、壁やタオルかけ、換気扇などの既存のトイレのものを残すことによって大幅なコスト削減が可能です。もちろん、予算に余裕のある方やこだわりたい方などは全て新しくすることもできます。こういった選択ができることがリフォームのいいところですよね!

せっかくなので、このウォシュレットSBの意外と知られていない機能の一つを紹介しますね。

右脇にボタンがあるのでボタンを押しながら便座を手前に引きます。

すると簡単に便座が外れるのです!それだけ?って思われるかもしれませんがこの隙間は非常に汚れが溜まりやすい上、なかなか掃除しにくい場所です。

便座が簡単に外せるとサッと拭くだけですので掃除が非常に楽チンです。流石はTOTOさん!痒い所に手が届くとはこのことです。

【完成】和式トイレから洋式になったビフォーアフター

さて、無事に工事が完了したところで工事前と工事後でどのように変わったのかを見比べてみましょう。

BEFORE

AFTER

歴史を感じされるタイルの床に昔ながらの和式トイレは大きな段差を一段登る必要がありましたが、清潔感感じる洋式トイレになりました。床の段差は完全に無くなり、床材もタイルから車椅子対応のクッションフロアに変更されています。

洋式になっただけではなく、便器は座った時に冷やっとしない温式便座でウォシュレット機能も付いています。その分、壁や換気扇は既存のままのものを使うことによりコストを大幅に抑えています。

BEFORE

AFTER

入り口には2cmほどの高さの段差がありましたが施工後は完全にフラットな状態になり、車椅子でも引っ掛かることなくスムーズに出入りができるようになりました。

【まとめ】

いかがでしたか?今回はバリアフリーがきっかけで和式トイレを洋式にリフォームしましたが、記事途中でもお話しした通り和式トイレを洋式トイレにリフォームすると水道代の面でも大きなメリットがあります。

今のお住まいにある程度の年数住むようであれば思い切って洋式トイレに変えてしまった方がお得です。

また、今の住まいに長く済まないけど和式トイレがどうしても嫌な方はスワレットを使うと格安で和式トイレを洋式トイレにすることができます。ただ、スワレットの場合は清掃が大変だったり臭いが気になるなどのデメリットがある上、水道代も和式トイレと変わりません。

管理人としては圧倒的に洋式トイレに変えてしまうことをおすすめしますが最終的な結論を出されるのはご自身です。また、洋式トイレへのリフォームでも上手に既存のものを残せば安く抑えることもできます。

空間のデザイン性だったり、機能だったり、値段だったりと人それぞれ重視する点は違いますが一括見積もりサイトを使って上手にプランや値段を比較すれば失敗のリスクを最小限にすることができますし、価格的にぼったくられることもありません。

また、介護保険などを利用を検討している場合も担当オペレーターから対応したリフォーム業者を紹介してもらうことができます。

このリフォームにおすすめの一括見積もりサイト

このリフォームの施工会社

株式会社ウェブ 建築設計事務所

〒270-0013
千葉県松戸市小金きよしヶ丘3丁目8番地の9
TEL:047-345-3295

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